鮭に煙の香りを付けた後、中心まで加熱して仕上げます。生食風の冷燻品とは、加熱と保存の条件が異なります。煙、塩、脱水だけでは、生魚の寄生虫や食中毒菌への対策になりません。
完成までの目安:約1〜2時間(冷蔵中の下準備と追加加熱を含む。器具・厚さで変わります)
難易度:★★(中心温度の確認が必要)
燻製法:短時間の熱燻または温燻で香りを付け、別途中心まで加熱
使用場所と熱源に合った燻製器、チップの量を確認できる説明書、食材の中心温度計、追加加熱に使うグリルまたはオーブンを用意します。鍋型・卓上型でも、燻煙だけで中心まで火が通るとは限りません。器具の選び方も確認してください。
加熱用の生鮭・サーモン切り身 | 200〜300g。厚さが極端に異なる切り身を一緒に燻さない |
塩 | 切り身の重さの約1%を味付けの目安に。保存・殺菌のための量ではない |
白こしょう | 好みで少量 |
スモークチップ | 燻製器の説明書に従った少量 |
屋外で切り身を少量熱燻するならコールマン コンパクトスモーカーが候補です。汁受けを置き、りんごチップなどを機種の指定量で使います。
中心の確認にはTT-583などの食品用温度計を別に使い、感温部が身の厚い部分へ収まるか確かめます。グリルやオーブンも用意し、香りが付いただけの鮭を生食風の完成品にはしません。
冷燻は魚の中心加熱を伴わないため、この加熱レシピの温度・時間を冷燻へ転用できません。塩漬けや煙でもアニサキスは死滅しません。生食風を食べたい場合は、販売者が生食用として管理し、包装に「そのまま食べられる」と表示した市販のスモークサーモンを選んでください。
根拠:厚生労働省「家庭での食中毒予防」(冷蔵・中心加熱)、厚生労働省「アニサキスによる食中毒を予防しましょう」(塩漬けは対策にならない)、農林水産省「新鮮なものは生で食べても大丈夫?」(生食用表示)。
十分に加熱した鮭は、ほぐしてクリームパスタに加えられます。ベーグルサンドで生食風の食感を楽しむ場合は、表示を確認した市販品を使ってください。
訂正(2026年9月29日):生の鮭を20〜25℃で3〜5時間燻しても、安全な加熱にはなりません。家庭では煙の香りを付けた後、中心まで加熱を確認してください。