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ローリエ(ローレル)の使い方|下味と取り出すタイミング

更新日:2026年10月29日

ローリエは、肉の下味や煮込みに香りを付け、葉の形が残っているものは調理の途中や完成時に取り出して使います。ローレル、ベイリーフ、月桂樹の名でも売られています。燻製では下味を付ける段階で加え、煙をかける前に葉を回収すると、食材に葉の破片を残しにくくなります。

葉脈のある乾燥ローリエと軽く折れた葉、別皿の粉末、料理用トングのイラスト
葉を大きなまま使うと、香りを移した後に見つけて取り出しやすくなります。粉末は料理全体に混ざります。

取り出したい料理には葉、混ぜ込む下味には粉末

  • 葉の形が残ったホール:ソミュール液や煮込みなど、香りを移してから取り除く使い方に向きます。軽く折ったり切れ目を付けたりすると香りが出やすくなりますが、細かく砕くほど回収しにくくなります。
  • パウダー:ひき肉料理や下味へ均一に混ぜる用途に向きます。入れた後で葉のように取り除けないため、粉末を指定する配合で量を決めます。ホール1枚を粉末何さじ、と一律には置き換えません。

エスビー食品のローレルの使いこなしは、ホールの漬け込み・煮込みと、粉末の下味・混ぜ込みを使い分けています。粉末を仕上げに多く振ると苦味が目立ちやすいため、香りが弱いと感じてもまとめて追加しないでください。

燻製の下味では、葉を回収してから乾燥へ進む

  1. 下味を付ける前に、入れる葉を確かめる。食材・厚みに合うレシピの材料をそろえ、葉の枚数と破片の有無を見てから使います。量は料理と製品の指定を優先します。肉の重さと食塩水の重さでは塩分の計算が異なるため、塩の量り方も確認してください。
  2. 冷蔵で下味を付け、次の工程の前に葉を取り除く。葉が肉の裏や袋の折り目に残っていないか確認します。香りを早く移そうとして常温へ置いたり、漬け液を再利用したりしません。小さな葉片は清潔なトングなどで取り除き、生肉に触れた器具は洗ってください。
  3. 表面を冷蔵で乾かし、燻煙と中心加熱へ進む。葉を回収したら、食材の汁がほかの食品へ付かないようにして冷蔵庫で表面を乾かします。香りが付いたことは加熱完了の証拠にはなりません。生肉・加熱用の魚は必要な中心温度と保持時間を別に確認します。

葉を煮込みで使う手順と、燻煙材として燃やす操作は異なります。料理用の葉を自己判断でチップへ加えず、発煙に使える材・量・置き方は器具の説明書を守ってください。

燻製ベーコンのポトフでは、煮始めに加えて完成後に回収

燻製ベーコンのポトフでは、野菜とベーコンを水で煮始めるときに葉を加えます。葉は汁に香りを移すための材料です。盛り付け前に取り出し、葉や破片を皿へ残さないようにしましょう。

長く入れたままにすると苦味が出ることがあります。農林水産省のローリエの案内でも、料理ができあがったらなるべく早く取り出すよう勧めています。長時間の煮込みはレシピの途中で香りを確かめ、好みの香りが移った葉を入れ続けないようにしてください。

燻製ベーコンにはすでに塩味と煙の香りがあります。まず指定の葉で煮て、スープを味見してから塩やこしょうを調整します。仕上げに加えるベーコンも、市販品の加熱表示に従うか、中心加熱を確認した自家製を使ってください。生の豚肉を軽く燻しただけのものを後入れ用にしません。

葉が残る・苦くなるときの対処

葉を細かく砕いてしまった
煮込みへ加える前なら、大きい葉を選び直すと回収しやすくなります。小片をまとめる場合は、加熱調理に使える食品用の不織布袋を表示どおりに使います。袋ごと燻製器の発煙部へ置く用途には使いません。
煮込みの中で葉を見失った
盛り付ける前に鍋と食材の間を確認し、最初に入れた枚数と照らし合わせます。トマトやルウを加える前など、葉が見える段階で回収しておくと探しやすくなります。
香りや苦味が強くなった
残っている葉を取り出し、追加は止めます。すでに溶け込んだ香りや苦味を、葉を取り出すだけで消せるとは限りません。次回は葉の量か漬け・煮込みの時間の一方を見直し、ほかの強いスパイスも同時に増やさないでください。
パウダーを入れた後で取り除きたくなった
粉末は料理に混ざるため、葉のようには回収できません。配合を確認して先に別皿へ量り、容器から鍋へ直接まとめて振り入れることを避けます。

生葉は食用として確認できるものを使う

料理用として販売・管理された月桂樹の生葉も使えます。農林水産省の生葉の相談例(2017年10月号、冊子7ページ)には、生の葉の利用と、香りが出たら取り出す扱いが示されています。

見た目が似た庭木や、名前・薬剤の使用状況が分からない葉は料理に使いません。自家栽培品も、食用品種と食用作物としての管理を確認できることが前提です。生葉を使う場合はやさしく洗って水気を取り、食材へ余分な水滴を持ち込まないようにします。乾燥葉と同じ枚数で同じ香りになるとは考えず、使う形状に合うレシピを選んでください。

乾燥品は、食品表示に従って密閉し、湿気・直射日光・熱・鍋の蒸気を避けて保管します。使用済みの葉や、生肉に触れた葉を未使用の袋へ戻しません。カビや異常があるものは使わず、乾燥ローリエの保管条件を、下味を付けた肉や完成料理の保存へ当てはめないでください。

完成した煮込みは浅い清潔な容器へ小分けして早く冷まし、速やかに冷蔵・冷凍します。葉や煙で保存期限が延びるとは判断せず、農林水産省の冷蔵庫の使い方と食品表示に従って早めに食べてください。

情報確認日:2026年10月29日。形状・用途:ハウス食品のローリエ製品案内/生葉の洗浄:エスビー食品のフレッシュハーブの基本/乾燥品の扱い:ハウス食品のスパイスQ&A/生肉と料理の衛生:厚生労働省の家庭での食中毒予防。

ほかの香りを合わせたいときは、食材別のスパイス・ハーブの選び方から、料理に合うものを選べます。

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